要注意!介護職の理想とギャップ

高齢者の役に立つことができるところに魅力を感じ、介護職に就いたという人は多くいます。しかし、利用者の食事や入浴などの介助を一生懸命しても、喜ばれるどころか理不尽に怒鳴られるということはよくあります。介護職を目指していた当初の理想と、仕事をしていく中で見えてきた厳しい現実とのギャップに打ちのめされるということは珍しくありません。重労働であることと並んで、精神的なストレスが大きいことは介護職の離職率が高い1つの要因となっています。

介護職を長く続けるためには、理想を追い求めすぎないことが重要です。介護施設での生活を楽しんでいる利用者もいますが、不本意ながら介護施設に入所しているという利用者もいます。自宅への帰宅を強く望んでいるような利用者で、介護施設や介護職員を一方的に悪者扱いしてくる人も少なくありません。熱心に仕事に取り組む姿勢は大切ですが、場合によってはどんなに頑張っても報われないこともあるのだと割り切る必要もあります。

仕事をしやすい環境を自分から作っていくことも重要です。なんでも自分1人でしようとするのではなく、困ったことがあれば職場の上司や先輩に相談することを心がけましょう。どうしても職場が合わないと感じるなら、転職を考えるのも良いかもしれません。人手不足の状態が続いている介護業界は常にたくさんの求人募集があり、何度か転職している人も多くいます。このように、介護職の理想と現実のギャップに苦しんでも、自分を責めすぎないようにしましょう。